As Long as We're Talking Shelf Life - Bill Hicks


◆原文

どうして俺がケネディ暗殺について話したがると思う?
俺の好みの話題だ、なぜなのか?

それは、この惑星にはびこる全体主義政府において
俺たち大衆がいかにして間違った断定に基づいて
情報を細分化させるか、という
極上の典型例だと思うからだ

……あ、いや……すまん、場違いな話だったな
これは波止場での集会だと思ってた、そうだろ?
そいつは明日だったな、ごめんよ
まったく危なかったぜ、誰も止めてくれないんだからよ

みんな曖昧なリアクションしかくれないんだから、まったく!
俺たち、そんなシニカルな人間だったか?

「おうとも、ビル、あんたのとびっきりのやつをくれよ
 明日の波止場のクソ会合にだってついていくからよ!」

一蓮托生ってか、クールだね

ともかく、俺はケネディが好きだ
ダラスにだって行ったことあるし
Schoolbook Depositoryにも行ったしな
あの施設は「暗殺博物館」って呼ばれてるんだ
知ってたか? マジだぜ
たぶん暗殺事件以降呼ばれるようになったんだろうな
年代とかは確かじゃないけどよ

でも正直オカシイよな
暗殺当日の現場がマジで正確に再現されてるんだよ
オズワルドの協力なしに、だぜ?
誰がここまで細かく調べたのかは知らないけど、
まぁ、この殊勝なディテールについて話そうじゃないか

あの博物館は「狙撃犯の温床」って呼ばれてて
窓はガラスの箱で隔絶されてるんだ
なぜって? そりゃ毎年毎年アメリカ中から集まる旅行客が
窓に近づいて、こういう風にやってたからだろ

「マジかよ! こっからじゃ道すら見えねぇ!
 なんてこった、オズワルドが犯人だなんてでっち上げじゃねぇか!
 全体主義政府が情報を細切れにするやり口がやっとわかったぜ!」

だってそうだろ、もしオズワルドが窓の棚から宙づりになったか、
あるいはハトにつかまってパレードの上空まで飛んでいったかでもしないと、
暗殺なんてできたはずないんだよ

これは暗殺前夜に反カストロ派のハトが
バーで耳にしたっていう噂だけどよ
こういう声が聞こえたらしいぜ
「ハッポー、ハッポー!」
(ハトの鳴き声「coo」と、射撃を意味する「coup」がかかっている)

ああ、駄洒落は嫌いだって? わかってるよ、クソ
でもこいつは、あんたがたが今まで聞いた中でもサイコーの駄洒落だぜ
俺は駄洒落を言うためならこんなにゲスい手段だって使うってワケ

でもマジで言っとくぜ
ケネディ暗殺は「何か」についての極上の例だってことだ
何か、については詳らかじゃないが
俺にとっては魅力的なんだ

でも他の連中の態度ときたら、ほとほと閉口だね
「ビル、ケネディの話なんてよせよ、ほっとけよ
 一体何年前の話だよ、もう忘れようぜ?」
なんてこと言うんだからな、まあいいよ、
でも新鮮な話だけがご所望なら、あんたがたも
俺に対してキリストの話なんてするなよな

「いやいやビル、イエス様はきみのために亡くなったんだよ」
ああ、ずーっと前の話だろそれ、ほっとけよ! 忘れろ!

こういうのはどうだ? ピラトに未公開書類を開示させるってのは?
手なんか洗わなくていいから開示しろ、ピラト!
あの日にゴルゴダの丘に誰かいたのか?
おお、そうだ、きっとドル札で編まれたサンダルを履かされた
ローマの民がいたに決まってるぜ!
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