2015年映画ベスト10(と感想)

今年観た映画のやつです

:ベスト10:
 一位が五本あります。

   1.MAD MAX Fury Road
   1.Mommy
   1.A Girl Walks Home Alone at Night
   1.ガールズ&パンツァー 劇場版
   1.スター・ウォーズ/フォースの覚醒
   6.ファンタスティック・フォー
   7.ネイバーズ
   8.マジック・マイク XXL
   9.ヴィジット
   10.コードネームUNCLE


 以下、一本ずつ感想です


1.MAD MAX Fury Road
 

 いやもう、付け加えることはないです。
 三作目で失敗の烙印を押されて(自分は三作のなかでサンダードームが一番すきですが)沈黙を余儀なくされてたシリーズが、70代のおじいちゃん監督によって生まれ変わってこんなとんでもない傑作が出てくるというのは、とんでもなく恐ろしいことでもあるし、同時に元気が出ることではありませんか。

 
1.Mommy


 グザヴィエ・ドランは正直「才気走りすぎなところが若干いけ好かない」というところがあったんですが、前作『トム・アット・ザ・ファーム』から衒いみたいなのが抜けてきてこれはいいなという感触がありました。しかしまさかこんなとんでもないのが来るとは。
 いや、すごいんですよ。すごい映画ですよ。でもこんなこと映画でやるやつ大バカ野郎ですよ。Wonderwallのシーンは一度観たら忘れられないほどすごいけど、「お前こんなことやるためにこの画面の比率にしてたんか」という呆れみたいなのも伴ってきて、もうぐちゃぐちゃな気持ちにさせられるんです。「バカだ、こいつバカだ、でも天才だ……」と映画館で頭を抱えながら号泣するという、そんな経験をさせられたわけですから。


1.A Girl Walks Home Alone at Night


 恋をしたの。あたしはこの映画に恋をしてしまったのよ。
 屍体の川をバックに白抜きのタイトルが出て、その文字がドォォォォーンと黒ずむその瞬間に、あたしはこの映画のとりこになって、もう抜け出すことができないの。
 
 まったく前情報なしで観たので、男性の肉体のいやらしい撮り方や音楽の使い方で「この監督は間違いなくゲイだ」と確信したのですが、まさか女性監督だとは。アナ・リリー・アミリプール、このひと間違いなくケネス・アンガーやキャスリン・ビグローの後継者でしょう。映画一本がひとつのミックステープのようになる音楽の使い方とか、死と官能の織り交ぜ方とか、『スコピオ・ライジング』の頃のアンガーを髣髴どころか超えちゃってるんじゃないかっていう。アンガーのジジイはレフンと対談してる暇 * とかあるならアナちゃんと話して資金提供とかしてやれと思います。
 パンフレットにも書いてますが、リンチの『イレイザーヘッド』が公開された時ってこんな感じだったんだろうなあというカルト体験をさせてくれて、リアルタイムで映画を観るたのしさをよみがえらせてくれましたし。アナさんの次の映画もめっちゃ楽しみです。


1.ガールズ&パンツァー 劇場版


 世界平和です、この映画は。
 二次大戦でいがみあって殺し合ってた国の人々が、ひとつのチームとして団結して、死の存在しない世界で仲良く殺しあえるっていう、そういうヴァルハラ感が本当に素晴らしくて。試合前に各国のチームが加勢に来るシーンではもうどうしようってくらい泣いちまいまして。
 あのね、こういう世界を提示しなきゃいけないんですよ。ハーシェル・ゴードン・ルイスが『2000人の狂人』で南北戦争を使ってやったように、「死のない世界を提示することで過去の戦争を笑い飛ばす」ってことですよ。フィクションで現実を躍らせるんですよ。それをなまけるような作品になんてこっちは最初から用はないんです。
 そんな作品が日本から、それもアニメ映画から出てきてくれたということがもう本当にうれしい。今年は(主にプロジェクトイトー関連で)「アニメってダメじゃん……」と思わされることが多かったのですが、ここでガールズ&パンツァー劇場版という特大の快気炎をぶち上げてくれたことは絶対に忘れられない。この作品に携わってくれた人々すべてにありがとうが言いたいと。そんな気持ちです。


1.スター・ウォーズ/フォースの覚醒


(ネタバレも書きますが、それは未だにこの映画を観てないあんたが悪いんです)

「正直スターウォーズはハン・ソロ以外どうでもいい」という自分のような人間のための映画で、もう泣かされっぱなしでした。
 この映画の素晴らしさは、「エピソード4,5,6をかけて闘いを描き切ったのだから、また同じ軸の戦いを始めてしまえば「それ前もやったじゃん」としらけてしまう」という問題に対して、JJエイブラムスは”別の闘い”を設定したことにあると思います。エピソード6の時点ではまだルークたちが直面していない、しかしほとんどすべての人間が手こずる、あるいは敗北してしまう類の闘い。つまり”子育て”という闘いを持ってきたと。
 要するに、これってハン・ソロもルークも子育てに失敗してしまったがゆえの銀河の危機です。ハンは父親であることに失敗し、ルークは若者を導くメンターとして失敗した、その「敗北した父親」の姿が容赦なく描かれているのが、スターウォーズの真ん中にある「親父と俺」というテーマをこういうふうに持ってきたか! と感動させられちゃって、これはJJ本気だなあと思いました。
 あと(既に散々書かれていることですが)、ストームトルーパーを「顔のない群体」ではなく「個人」として描いた冒頭の描写から「こいつはすげえぞ」というのが伝わってきましたよね。前にも書きましたが * 、 「人殺しの罪悪感の軽量化(無化)」こそが70,80年代ルーカス=スピルバーグの革新で、ストームトルーパーやレイダースのナチがその象徴だと思ってるので、そこを揺るがしにかかってるのがJJが本家に物申しにいってるって感じで、ほんと痺れました。
 

6.ファンタスティック・フォー


 間違いなく『バットマン・リターンズ』級のアメコミ映画の大傑作。の誕生を目撃したなと。

 正直なところ、これはマーベル作品の映画ではない。完全にジョシュ・トランクの人生の物語なんです。自分のやりたいこと=映画ひとつで成り上がって、チームを結成して、それで居場所を見つけると。この映画が「オフィスを構える」場面で終わっているのも必然なんです。「自主映画やってたおれがマーベル映画任されるまで来たったぜ」というジョシュ・トランクの物語なんですから、これは。
 でもね、この映画が素晴らしいのは、やっぱり「望まない形で巻き込まれてしまった運命にどう立ち向かうか」をものすごくまっとうに描いていることでしょう。マイルズ・テラーのあの自己制御スーツのデザインを見てくださいよ。じぶんが「成ってしまった」ものをどうにか自分の理性と技芸でカバーしようという、そういう葛藤があれひとつで伝わってくるじゃないですか。
 そしてね、ビクター(ドゥーム)のキャラクター性にも泣かされました。あの子はどこまでも「見向きもされない子」なわけです。ストーム博士に拾われない限りは死ぬまで孤独に過ごしていたであろうビクター。研究成果を接収しようとするNASAの職員に中指を突き立てるも、その中指すら見てもらえないビクター。かわいそう、かわいそうだよ! でもこの映画は誠実なので、「自分が成ってしまったもの」にちゃんと折り合いをつけることができなかったビクターを冷たく葬り去るんです。ちょうど『クロニクル』のデハーンがそうだったように。誠実です。誠実だし、作家としてのジョシュ・トランクはどこまでも一貫している。

 それでね、他の映画とも通じるんですが、「脛に傷持つ人間たちが集まって、なんとか協力して共同体を結成して生き抜いていく」っていう姿を映画で見せられるとそれだけでもうたまらないですね。この映画はどこまでも”家族”の物語です。スターウォーズとも通じる、「あらかじめ失敗した家族」の死と再生の物語じゃないですか。
 いいですか、キャラクターそれぞれが自分の特技を生かして、チームになって、ひとときの暖かみを共有して、それでもいつか別れが来て、それでもやっていくんだという物語を描いていると。トッド・ブラウニングやクローネンバーグ的なフリークスへの偏愛も織り交ぜながら、映画的にも眼に面白く見せていると。そんな映画のいったいどこが駄作なんですか?

 今年ものすごく強烈に思わされたことですが、世の中には「観てもいない映画のことを半笑いでバカにする」ような人間がいるんですね。木っ端の前評判だけをつかまえて、自分の目で鑑賞すらせずに、「失敗作www」とか「今年最大の事故物件wwww」とか言い募ると。あのさ、ぶっ殺されたいのか? お前、まさか映画を作った人間より自分の方が偉いと思ってるのか? リスクを冒して映画に取り組んだジョシュ・トランクに対して、お前は安全な場所から石を投げておしまいか。いくらなんでも情けないと思わないのか?

「敵は存在する」と。そういうことですよ。いま敢えて作品を生み出そうとしてる人々の足を引っ張り続ける蠅どもに対しておっ立てる中指を常に準備しておかなくてはならない。そういうことを学ばされましたね。天下の映画秘宝様ですら、この映画を失敗作扱いして(よりにもよってまだ観てないライターに)観客の観賞意欲を削がせるような記事を書かせてたんだから。忘れないからな。絶対に忘れないからなこのことは。最低だよ、見てすらいない映画をけなすなんて。ahoo映画にレビュー垂れ流してる脳足りんども以下だ。


7.ネイバーズ
 

 面白いし90分だしセス・ローゲンだし、もう最高だったなあ。
 デ・ニーロものまねパーティや「バットマンだ!」のシーンや、もう吐くほど笑うシーンがいっぱいでした。でもバカをやりつつ、「家庭に入って子どもを持ってもまだまだ楽しいことはあるんだぜ」というのをしっかり描いていたので、いいなあと思いましたね。
 あと、この映画の字幕のニュアンスがすごく良くて、今年観た映画のなかでの「ベスト字幕賞」に認定したいと思います。「ボケ 何してんの」「そんなのするか」「親の気持ちにもなれ!」「あばよ 隣人」など奥さんのセリフの端々がいちいち絶妙で、すげえよかった。


8.マジック・マイク XXL


 ローマ様のマイクパフォーマンスを全部暗唱したいですね……ほんと素晴らしかった。
 このパフォーマンスの世界はクイーンとキングしかいなくて、クイーンは自分の美を称揚されて、キングは自分の肉体の美を思うさま活用できるという、もう相互に最高な世界。つまり男性を性的に消費することが問題とされない世界ですよね。
 もうね、どうしてこうじゃないのかな? と思います。おれはシュワルツェネッガーとかドルフ・ラングレンみたいなムキムキの男性の肉体も大好きだし、同時にトレイシー・ローズみたいなぶりんぶりんの女性の肉体も大好きなんですよ。つまり人間の肉体の美を讃えたいんです。だって彼女ら彼らはその美しさを保つために無限の努力をしているわけだし、それについて敬意を表すことがどうしていけないのかな? って思うんですよ。

 だのにこの国ではさあ、なんか「通りすがりの人を絵に描くのは性的搾取だ」とかさあ * * 、意味が分かんないんだよ。てめえらどれだけ肉体を侮蔑すりゃ気が済むんだよ。さっさと八十歳になって入院して死ねよ。否応なく漏れ出てしまう肉の美しさすらオフェンシブと取るようなアホどもに用はないんだよ。こっちはいかした人間の肉体を讃えながら毎日パーティして過ごすからさあ。


9.ヴィジット


 シャマラン監督の映画は全然みたことなくて、『サイン』と『アンブレイカブル』を予習してからみたんですが、ほんと最高でしたねこの映画もね。『狩人の夜』の怖さに見世物根性を千倍ブーストしたようなイヤな映画で最高でした。


10.コードネームUNCLE


『ファンタスティック・フォー』と同じく、「脛に傷持つ人々がチームになってやっていく」疑似家族ものとしてすごくよかった、し、あの『硝子の部屋』のシークエンスの素晴らしさといったらないですね……! もうこのシーンのためだけにでも観てほしいなってくらい。
 イリヤが父親がらみのトラウマで狂気に走りがちな、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』のマックス的なキャラクターだったのも好きでした。


:今年の映画をみて思ったこと:


◎「あらかじめ失敗した家族(共同体)の死と再生」というテーマ
『ファンタスティック・フォー』・『キングスマン』・『コードネームUNCLE』『スターウォーズ』
 やっぱりね、「脛に傷持つ者たちが集まって協力して対立することがあってもそれでもやっていく」という人間の姿を見せられるとね、ぐっときますね。
『スターウォーズ』のハン・ソロの死を無駄だとかカイロ・レンはキャラクターとして弱いだとか言ってる醜い年寄りのオタクがいましたが、そいつが家庭でどんな”父親”を演じているのかが実に興味深いですね。「あらかじめ失敗した家族」の有様をそれそのものとして見ることができないというのは、要するに自分の父権を絶対的なものとして自明視しているということだし、自分が子に対して果たす役割も全くわかっちゃいねえってことですよ。そんな醜い父親がこの国には無数にそそり立っているんだろうなということを考えるとね。むかつくよね。
 そんなヌメヌメした父権によって成り立ってる(ように見える)家庭なんていくらでもぶっ壊しちゃっていいわけ。そこでどんな人間が生きていけるかが大事なんだから。そういうのをちゃんと描いてくれるフィクションがあるというのは、やっぱりありがたいです。


◎「キャラクター(スパイ)と組織との結びつきはもはや自明ではない」
『キングスマン』・『コードネームUNCLE』・『007スペクター』
 今年公開された三本のスパイ映画に共通して「組織というものへの不信」があったのがすごく面白かったんです。
 ナポレオン・ソロはアメリカに忠誠を誓っているどころかむしろ搾取されてて、それはイリヤも同様で。組織に良いように使われているスパイという個人が集まり、UNCLEというホームを獲得するという、きれいな個人主義の話になっていましたよね。
『キングスマン』も『スペクター』も結局は組織というものがほとんど腐敗してよりどころにならないという、『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』的な塩梅で描かれてて、これからは個人としてのキャラクターに対して組織というものが対立する存在として配置されるのが増えてくるのかなあ、と思いました。


◎若手監督がすげえことになってるぞ
 主にグザヴィエ・ドラン(26歳)とアナ・リリー・アミリプール(年齢は公表されてないけどたぶん20代中盤)のことですが。単に才気走ってるだけじゃなくて過去の係累にちゃんと自分のマークを意識して置きにいってる感じがほんとすごいよね。どんどん突っ走っていってほしいなと思います。


 以下、特記事項があるやつだけ書きます。


11.進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
 シキシマ最高。シキシマ最高です。あの登場シーンは本当マジで最高すぎ。
 あと、兵団のキャラクターそれぞれの境遇を説明的でなしに見せる金網のシーンも素晴らしかったなあ。

12.きみはいい子
13.フォックスキャッチャー

14.野火
 まさに2015年に作られなくてはならない映画だったと。

15.ウォリアー
 キャラクター全員がほんとうにもういとおしくて。とくにブレンダンとフランクの関係性がすごくいいよね……ベートーベンを感じろ!
 二時間ちょっとの長さをまったく感じさせない映画でしたけど、欲を言えばもっとキャラクター一人一人を撫でまわすようにみたいなあ。というわけで、TVドラマシリーズ化しないかなあと思ってるんですが。どうかな。

16.ハイヒールの男
 すごく限定された公開のされ方でほとんどDVDスルーみたいですが、すげえ傑作です。
 自分の女性性を否定するうちに殺人サイボーグになってしまったトランスセクシャル刑事と、その刑事に心酔する舎弟と、その刑事の殺しぶりに惚れ込んで一緒に組まないかと誘ってくるボンクラヤクザとが出てくるんですが、その全員の真っすぐすぎる片思いぶりがすげえいいんですよ…

17.薄氷の殺人

18.マップ・トゥ・ザ・スターズ
「クローネンバーグ……やさしくなったね!?」という感想。息子が一人立ちしたからかなあ。こんなにやさしいエンディング、他のクローネンバーグ映画ではちょっとないでしょう。おねショタものとしても良かったし、あのお姉ちゃんの革手袋のルックも最高だった。

19.インサイド・ヘッド
 脳内が舞台だってことで「なにがインプットされるか」に面白味が絞られそうなもんですが、逆に「自分はこいつを忘れることで今まで生きてこられたんだ」ということを痛感させられるあのキャラクターはね、めちゃ身につまされましたね……

20.オン・ザ・ハイウェイ

21.イミテーション・ゲーム
「普通じゃないあなたがいるから世界は素晴らしい」というあのセリフ、それが含む射程、ほんと素晴らしくてね……カンバーバッチがアラン・チューリングの名誉回復を求めての活動も含めて、色々なことが変わってきているなあと。
 そのへんの文脈全部無視して「泣けるミステリー」とかいう恥知らずなキャッチコピーを打った人間は今すぐ自殺しろ。

22.ヒックとドラゴン2
23.ザ・デッド:インディア

24.キングスマン
 サミュエル・ジャクソンの悪役の造型がすごいですよね。「人殺しとかどんどんやっちゃうよー」って悪役ならどこにでもいるけど、「特定の人口を抹殺することを疑問にも思わない」にもかかわらず、自分の手で人殺しをすると「ウワァ最悪だ! 全然よくねえよ」と嫌悪感をあらわにするっていう。つまり人間の命をモニターの上の数字としてしか認識してないってやつ。実際、大企業とか政治家どものなかにもいっぱいいると思いますこういうやつ。

25.グリーン・インフェルノ
26.裁かれるは善人のみ
27.007 スペクター
28.ジョン・ウィック
29.屍者の帝国
30.ルック・オブ・サイレンス
31.エクソダス:神と王
32.トゥモローランド
33.アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン
34.ラブライブ! The School Idol Movie
35.パンク・シンドローム
36.ジュラシック・ワールド

37.ジュピター
 クッソつまらない映画ですけど、これね、「ウォシャウスキー姉が理想の男性とデートをする(のを延々見せられる)映画」と思えばしっくりきますよ。つまり、映画界ですげえ稼いで、理想の性別を手に入れることができたウォシャウスキー姉が、こともあろうに映画という媒体を使ってチャニング・テイタムとイチャつく、そのためだけの作品。だから大多数のキャラクターが後景なのも当たり前なんですよ。デート映画なんだもんウォシャウスキー姉の。そういうワガママなドラマクイーンぶり、ぼくは決して嫌いになれないです。映画としては超つまんないけど。

38.神々のたそがれ
39.アメリカン・スナイパー

40.ワイルド・スピード SKY MISSION
 すごくいい映画です、それはわかるんですけど、めっちゃカメラ回す絵が多いし音はすごいしで、開始10分くらいで完全に悪酔いしてしまって……映画館のなかで三分の二くらいは目をつぶって観てしまいました申し訳ない。ラストのシーンではそりゃあぐっときましたが、はやく映画館を出てトイレで吐きたいという思いのせいでそれどころでもありませんでした。

41.インヒアレント・ヴァイス
42.バードマン
43.ゼロの未来
44.シン・シティ
45.バトルヒート
46.チャイルド44

47.海街diary
 完全に原作の問題だと思います。是枝監督がこんな気持ち悪い映画を作ってしまったとはちょっと思いたくない。

48.進撃の巨人 エンドオブザワールド
 だめです。作られるべきではなかった映画。
 あと、うるさい。音楽もセリフも全部、耳に聞こえるすべてが下品なんだよ。「暴言ひとつ言うにも品性が求められるし、高邁なセリフを言っても下品に聞こえることがある」ということを痛感させられました。

49.セッション
 こっち * * で散々書いたので。
 ぼくはこの映画を熱狂的に支持している人々のことがほんとに心配です。っていうか情けないと思います。この映画のクライマックスはさ、「おまえの退屈な日常なんか捨て去って刺激的な世界で殺しをしよう」という原理主義のロジックと全く同じだよ。あのさ、そういうふうに音楽を使ってもらっちゃ困るんだよ。

50.ピッチ・パーフェクト2
 すごい。凄まじいまでのゴミ。一本の映画としてクソなだけじゃなくて音楽テーマの映画としてどうなのというやつをガンガン踏み抜いてくる。これ正気で作れたってすごい。すごい。
 卑しくも“音楽”の“ライブ”の“コンテスト”を取り扱った作品としてこれをやっちゃうような作り手は問答無用で射殺すべきってくらいの展開があるので、覚悟してください。

51.Mr.タスク
 何も映ってない映画。


 以上です。いやあ、すごい年でした。来年も生きるのが楽しみです。


スポンサーサイト

0 Comments

Post a comment